タバコを吸うと恋愛できない?男性も女性も嫌う喫煙者
ここ十数年ほど、喫煙者に対する国内の風当たりは大きく悪くなってきています。
例えば、喫煙可能な飲食店は段々と減り、分煙どころか完全禁煙の店舗も少なくありません。他にも、アメリカなどに目を向ければ喫煙者の採用を断る企業も出てきています。
さて、このような状況において喫煙者の恋愛には何らかの悪影響は無いのでしょうか。
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喫煙をする異性は嫌われる
「ファイザー株式会社」という企業が行った恋愛・結婚における喫煙意識調査の結果によると、「喫煙する異性を好ましいと思いますか?」という質問に対して、男性の53.5%、女性の34.8%が好ましくないと回答しています。
一方で、喫煙する異性を好ましいと回答したのは男性で3.3%、女性で7.3%でした。
男女のどちらでも約半数は「どちらとも言えない」と回答したようですが、少なくとも喫煙者を好むよりは嫌う人の方が圧倒的に多いのは事実だと言えます。
特に、男性は女性がタバコを吸うのを強く嫌う傾向にあるようです。
この傾向は、「これから恋人として付き合うなら喫煙者と非喫煙者のどちらを選びますか?」という項目でさらに顕著になります。
男性で喫煙者を選ぶとした人はわずか1.3%であり、女性でも8.7%でした。逆に、タバコを吸わない人を選んだのは、男性で62.0%、女性で43.4%だったのです。
つまり、「別に異性がタバコを吸うのは良いが、恋人には選びたくない」という人も一定数いることが分かります。
喫煙者同士は相性がいい?
さて、それでは喫煙者は同じ喫煙者の異性のことをどう思っているのでしょうか。
喫煙者同士ならお互いの苦労や、なぜ喫煙しているかを理解できるので、非喫煙者の人ほど抵抗はなさそうにも思えます。
ですが、これについても興味深い結果が得られています。
確かに喫煙している女性の場合、17.0%が「タバコを吸う人を恋人にしたい」ことが分かっていますが、一方で喫煙者の男性の場合、タバコを吸う女性と付き合いたいと考える人はたった2.7%だったのです。
つまり、女性がタバコを吸うと異性の喫煙に対して抵抗は薄れますが、男性は自分がタバコを吸っていても、パートナーには吸って欲しくないと考えていることが分かったのです。
まとめ
喫煙者の異性に対しては、男女ともにあまり芳しいとは言えません。特に、恋愛をするパートナーとして選ぶ際はなおさらです。
しかも、喫煙者同士だからと言って、必ずしも喫煙者に対するイメージが良いわけではなく、特に男性は自分が喫煙しようがしまいが、女性の喫煙を嫌がる傾向にあるようです。
余談ですが、「私の旦那(嫁)は、私が喫煙していても何も言わないよ」という方もいらっしゃるかもしれません。ただ、同調査結果では、男女の10%ほどがこれから付き合う恋人が喫煙者の場合「喫煙して欲しいが、仕方ないので我慢する」と回答しています。
もちろん、だからといって喫煙をやめた方が良いということではありません。ここで重要なのは、少なくとも、これから付き合う相手には自分が喫煙することを一言断った方が良いだろうということです。