恋人と一緒に寝ると幸せになれる?それとも不幸せになる?
彼氏、あるいは彼女と交際している人はお互いに抱き合って寝ることも少なくないでしょう。人によっては、誰かの体温を感じられることで安心できるという人もいるかもしれません。
ですが、実際のところ、パートナーと一緒に眠ることにはどんな影響があるのでしょうか。
その影響について様々な視点をもとにご紹介していきます。
Loving couple lying in bed | Flickr - Photo Sharing!
夫婦はパートナーと一緒に眠りたがるもの?
アメリカなどでは、基本的に夫婦は同じベッドで眠るものだと考えられています。そのため、ベッドを分けて眠るのは夫婦関係のトラブルの元だとすら考えられているのです。
一方、日本でも、アメリカほどではありませんが、仲の良いカップルは一緒の布団やベッドで眠る傾向にあると言えるでしょう。
日本でも、一緒に眠ることは2人の仲の良いサインだと考えられています。
そして、多くのカップルはパートナーと一緒に眠ると安心でき、よく眠れるとすら考えているかもしれません。実際、人間は親密な他人に触れられていると強い安心感を感じる事も示されています。
ですが、最近の研究では、こうした“ベッドシェア”が2人の体調や、長期的には2人の関係性にすら悪影響を与える可能性が指摘されているのです。
パートナーと一緒に眠るのは健康に悪い?
イギリスの睡眠研究室のStanleyによると、多くのカップルはパートナーと一緒に眠ると、より良く眠れると信じているとされています。ですが、彼らの研究によると、実際には50%以上のカップルがベッドシェアをすると睡眠障害を起こしていることが分かっています。
睡眠状態が悪いと、心臓病や発作、交通事故、産業事故、離婚などのリスクが高まることが分かっています。
こうした2人の親密さを表す行為が、結果として2人の健康や、長期的には関係すらも悪化させてしまうことがあるのです。
しかも、これは西洋の研究であり、ベッドのサイズはダブルベッドであるにもかかわらずこのような結果が示されたことを考えれば、日本のシングルベッドを分け合う状態では更に強い悪影響があることも考えられるでしょう。
まとめ
2人の親密な関係を示すとされるベッドシェアですが、実は2人の健康面から考えれば、あまり勧められる行為ではありません。健康被害が大きくなれば、心にも悪影響が現れ、結果として2人の関係にも悪影響を及ぼすことがあるのです。
確かに、ベッドシェアはお互いの愛情を確認するために重要な行為であり、それが重要だという気持ちも否定はできませんが、少なくともその危険性は認識しておくべきでしょう。