恋をするための心理学Q&A

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自信を持って魅力的な人になるために服装を整えよう

自信は恋愛において、とても重要な要素です。研究や場合によっては、外見そのものよりも外見に対する自信や自分に対する自信の方がその人の魅力度に影響を与えるとされています。

 

とはいえ、自信とは「自信を持ちなさい」と言われたからと言ってすぐに持てるものでもありません。姿勢を正したり、話し方を変えることで“自信を持っているように見せる”ことはできますが、自信そのものが変わるわけではありません。

 

ですが、ちょっとしたことを変え、意識するだけでも自信は大きく変わることが知られています。今回は自信を持つための方法についてご紹介したいと思います。

 

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自信は他人と比べて低くなるし高くもなる

自信はいつも安定しているものではありません。他人から自信のある人に見える様な人でも、時には落ち込んで自分に自信を無くす時だってありますし、普段は弱気に見える人でも、自分の得意分野のことになると自信ありげに自分の知識を披露することもあります。

 

このように、自信は常に一定のものではなく、場合や状況によって上がったり下がったりするものなのです。それでは、自信が下がる時とはどんな時なのでしょうか。

 

これについては『見た目でわかる外見心理学』で面白い研究が紹介されています。

 

モースとガーゲンという研究者は、実験参加者の大学生をスーツケースでビシッと決めた「エリート風大学生」か、服装も髪型もだらしない「グズな学生」のどちらかと一緒に自己評価の質問紙に回答させました。

 

すると、エリート風大学生と一緒に質問紙に回答した学生の自己評価は、事前に測定していた自己評価よりも低くなっていたのに対し、グズな学生と一緒に回答した学生は自己評価が高くなっていたのです。

 

このように、人は自分と他人を見比べて自己評価を決定していることが分かりました。

 

他人に気後れしないために

高校生や大学生になって見た目を一気に変えることを、「高校デビュー」あるいは「大学デビュー」と言ってからかう人がいます。でも、ひょっとすると当人は見た目を変えたことで本当に中身まで変わっているのかもしれません。

 

実際、先ほどの研究を見ても分かるように、人の自己評価は他人の外見と自分の外見を見比べることで簡単に変化します。

 

よく、「自分に自信の無い私がいくら外見を着飾っても無駄だよ……」といった言い方をする人がいます。ですが、むしろ先ほどの研究や他の研究結果を見る限り「自分に自信の無い人こそが外見を着飾るべき」だとも言えるのです。

 

外見を着飾ることで、あなたの自己評価が低下しにくくなり、振る舞いが自信ありげに変わり、魅力的な人物であると評価されるようになるかもしれません。いずれにせよ、自分の内面を変えるために、まずは外見に注目して変えていくという方法は有効な手段の1つだと言えるでしょう。

 

あなたがもし自分の自信の無さに対して悩んでいるとしたら、まずはあなたのその外見を変えるところから始めてみてはいかがでしょうか。

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