女性のムダ毛って気になるもの？わき毛やすね毛は男性だけでなく同性にも幻滅されてしまうかも

女性のムダ毛が多くの男性にとってあまり好ましいものではないことは良く知られているでしょう。そのために、女性の多くは剃毛や脱毛、除毛と呼ばれる方法でなんとか自分の身体の毛を外から見えないように注意しています。

ただし、いろいろな研究を見てみると、女性のムダ毛が好ましくないとされるのは、決して男性からだけではないことも分かってきました。女性の毛はどんな印象を持たれるのでしょうか？

女性のムダ毛と印象

みなさんは女性のワキやスネに毛が生えていたらどう思うでしょうか？

これについて明らかにするため、バソーとブラマンという研究者は“わき毛やすね毛の生えた女性のビデオ”と“ムダ毛の生えていない女性のビデオ”をそれぞれ実験参加者に見せ、ビデオ内の女性の印象について回答してもらいました。

すると、参加者たちはムダ毛の生えている女性はムダ毛の生えていない女性に比べて性的にも人としても魅力に欠けると評価したのです。

それだけではありません。ムダ毛の生えている女性は社交性や知性が低く、楽しそうでなく、攻撃的だとまで評価されてしまいました。

しかも、この実験の参加者には女性の参加者もいたのですが、女性の参加者までもが毛の生えたビデオの女性に男性と同じくネガティブな印象を持っていることが分かりました。

たまに、「男性の目を気にして女性は毛を剃らなきゃいけないから不公平だ！」という女性の方もいらっしゃいますが、女性たち自身も毛の生えている女性に対しては厳しい目を向けていたわけです。

年齢が進むほどムダ毛に対して厳しくなる

オーストラリアの研究では、平均22.3歳の女性たちに対して調査を行ったところ、約92%がスネ毛とわき毛の毛を剃るか抜くかしていたことが分かっています。そのぐらい、女性の間では毛を見せないようにすることが“マナー”になっているようです。

こういった女性自身の「女性はムダ毛を見せないようにするべき」というルールのことを無毛規範と言いますが、この無毛規範はどの年代の女性にも同じようにみられるわけではありません。

同じ研究によると、女子大生のほうが女子高生に比べて無毛規範がより強いことが分かっています。

若いころはほとんど気にしなかったムダ毛も、年齢を経て異性や同性の目を気にするうちに処理するようになる女性が増えているのだろうと考えられています。

少なくとも多くの女性にとって、ある意味でムダ毛の処理は社会的なマナーのようなものに近いものなのかもしれません。