美しすぎる人は嫌われる?孤独を抱えるイケメンや美人たち
美しい人は人に好かれる
一般的に、人は身体的に魅力的であればあるほど他人から好かれることが分かっています。
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彼らは他者から積極的に関わってもらえ、彼ら自身も外向的になっていき、より幸福で、有能で社会的にも成功しやすくなるとすら報告されています。
時には、容姿が美しいことで「社会的に望ましく、優しく、素晴らしい人だ」と性格まで良い人であるかのように評価されるようです。
このように容姿が良い人は一般的に高く評価されるのですが、例外もいます。それは“美しすぎる人たち”です。
美しすぎる人たちは拒否される
「人と違う人は集団から排除される」というのは世の常ですが、これは、美しすぎる人々にも同じことが言えます。
つまり、あまりにも極端に魅力的な男性や女性は、一般的な人々よりも孤独で、異性に拒絶されることがよくあると報告されています。
彼らは「魅力的すぎる」ために、「良すぎて本物らしくない」と評価されてしまい、「自分たちの仲間ではない」と思われてしまうのです。
先ほども述べたように、基本的に、身体的に魅力的な人々は他人から好かれやすく、社交的な性格になっていきます。
ですが、アメリカなどでの研究報告によると、後にミスアメリカ候補に選ばれるような女性が「誰にも誘われない」からダンスパーティに行かなかったという事例や、イケメン過ぎるスポーツ選手が高校時代に「多くの女性にデートを断られた」という事例も述べられています。
一般の人々の目には、彼らが「モニターの中のアイドル」や「飾って眺めるお人形」のように見えるのかもしれません。
美しすぎる人たちは「美人」としてまとめられる
そして、さらに深刻な問題があります。
「容姿が良い人は素晴らしい人」と見られるとご紹介しましたが、このように容姿が良いことで「固定的な見方」をされてしまうこともあります。
そのため、例えば自分の実力で昇進したにもかかわらず「彼女は容姿が良かったから贔屓されている」といったように、容姿が良すぎることで差別されてしまうことすらあるのです。
容姿が良いからといって必ずしも、安楽な境遇を過ごしているとは言えないとされています。
まとめ
容姿が良い人は一般的には好ましく評価されますが、「容姿が良すぎる人」はそれで強い孤独を抱えてしまうことがあります。
もしも魅力的な人に対して好意を感じた場合、「魅力的過ぎるから」最初からあきらめてしまうのではなく、自分が魅力的だと感じた人だからこそ、積極的に関わることが重要だと言えるでしょう。