なぜあの人は優しいのにパートナーがいないのか? ―優しさだけでは愛は出来ない―
助けてもらうこと
一般的に、男性であっても女性であっても、他人から優しくしてもらえると相手に対して好意を感じるようになります。
これは初対面のような関係であっても、それなりに関係の進展したカップルであっても、夫婦の関係であっても変わりません。
そのため、基本的に異性に優しく、頻繁に手助けするような人は相手から好まれやすくなります。
ただし、いつもいつも相手を助けてばかりでは愛は育たないという事がこれまでの研究から分かっています。
助けられるとプライドが傷つく
ここで気を付けるべき重要な点があります。
それは、人間はいつも助けられてばかりだと、相手に対して不満や申し訳なさを抱くということです。
「あなたは優しいけど、それだけなのよね」と言われた人も少なくないのではないでしょうか?
確かに、優しさは愛を築くために重要な要素です。ですが、いつもいつも相手のことを手助けしてしまうと、異性にとってはそれが「当たり前」になってしまい、相手を愛せなくなってしまうのです。
どうすれば愛が築けるか
では、愛を築くためにはどうすればよいのでしょうか?
それは「お互いに助け合う事」です。
一般的に「優しい」と言われるような人たちは、自分だけが相手を助け、相手が援助を申し出た時には「いいよいいよ」と言って断る傾向があります。
ですが、先ほども述べたように相手の手助けを断っていては愛を築くことはできません。ですので、「良い人なんだけどね……」と言われて告白を断られるような人は、まず相手からの援助を断らないようにしましょう。
そして、相手を手助けする際には、どんな時に手助けをするかも重要です。
例えば、それほど親しくもない間がらなのに、家族の問題や親友との問題など、ごく個人的なことに首を突っ込むような人は嫌われてしまいます。
出会ってすぐ、あるいは恋人でもないような段階の時には、「相手の悩みを自分が手助けしてもよいか」を考える必要があるでしょう。
ちなみに、長年付き合った恋人や夫婦の場合は話が変わります。こうした関係では、むしろ相手が悩んでいたら積極的にその話に耳を傾けることが必要になってくるのです。
ただし、こうした恋人、夫婦関係でも、やはり一方的に手助けするだけでは関係が長続きしなくなる点は変わらないので注意が必要です。
まとめ
一般的に相手を助けることは、愛情を作る上で重要な要素です。ですが、「優しいのに彼女がいない」と言われるような人たちは相手の手助けを断ってしまい、一方的に相手を助け続けます。
ですので、異性から好意を抱いて欲しい時には、相手からの援助の申し出を断らないこと、そして自分が援助する時には、あまり個人的な内容に首を突っ込まないことが重要だと言えます。