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異性にウソを見破られないためにはどうするか?―心理学が教える3つの秘訣―

人間関係に嘘はつきもの

「会社の付き合いで仕方なくキャバクラに連れていかれた男性」、「男性上司の誘いを断りきれず2人で飲みに行った女性」etc……

 

こうした出来事があった後、あなたはパートナーに「どうして今日は帰りが遅かったの?」と尋ねられました。

 

「異性と遊んできた」なんてストレートに言うと気まずい上、本音としては「仕方なく」行ってきたのですから、何とか誤解を与えないように伝える必要があります。

 

あなたは何と応えるでしょうか?

 

これはほんの一例ですが、日常生活の対人関係を円滑に進めるためには、基本的に嘘の存在は必要不可欠です。

 

たとえば「宝くじで1万円あたったんだ!」と言われて、本音としては大してすごくないと思っていても「別にそれほどすごく無いよね?」と応えるような人は、円滑な人間関係を送ることは難しいでしょう。

 

ただ、「へー!すごいねー!私だったら絶対当たらないと思うよ!本当にすごいね!一生に一回当たるか当たらないかぐらいじゃないの!?」などと、あまりにも大袈裟に言ったりするのも、それはそれで「嘘っぽい」と思われてしまい、逆にネガティブな印象を与えかねません。

 

それでは、こうした嘘を上手くつく方法はないのでしょうか?

 

実は、心理学の研究では嘘をバレにくくするために非常に効果的な3つの方法が提唱されています。

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出典:Bush Head Lie Pez Sign, March On Washington (Washington, DC) | Flickr - Photo Sharing!

 

①言葉を濁さずに一文で言い切ること

あなたは出来るだけ嘘をつかないように、でも悪印象を持たれないようにしどろもどろになりながら説明します。「あ~と、今日はね、あの上司の人と飲みに行ってたんだけど、まぁ、本当はあんまり行きたくなかったんだけどね、でも、ほら付き合いだから……」

 すると、あなたのパートナーは怪訝な表情をしながら、あなたを家に迎え入れました。

 

さて、見るからに怪しい発言です。ですが、実は彼は一言も嘘をついていません。

 

このように、言葉につまったり、ごちゃごちゃと言葉を修飾してしまうと、受け手に「嘘っぽい」と思われてしまいます。

 

ですので、嘘をついていると思われたくない時には、言葉を濁さずに一文で言い切ることが重要です。

 

②内容は、普段起こりやすく、聞き手が確かめることができること

「異性の上司と飲みに行っていた」という事実の代わりに、あなたは普段からよく誘われる「同僚と飲みに行っていた」という嘘を告げました。すると、あなたのパートナーは、「そう、大変だったね」と言って、あなたを家に迎え入れてくれました。

 

「同僚と飲みに行く」という出来事はどうやら頻繁にある出来事のようです。

 

しかもパートナーが最悪確かめようと思えば、確かめることのできる事実でもあります。

 

このように、普段起こりやすく、聞き手が確かめられる出来事で嘘をつくと本当っぽいと判断されることが分かっています。

 

決してやってはいけないのが、頻繁には起きず、聞き手が確かめられない出来事を使って嘘をつくことです。

 

例えば、「電車で終点まで乗り過ごしちゃって、危うく車庫まで連れて行かれるところだったよ」なんて言い訳は、たとえ本当だとしても避けた方が良いと言えます。

 

③一文以上の発言をする場合には、相手に好意を示すこと

あなたは決心して「異性の上司が誘ってきたけれど、私はイヤイヤ行ったのだ」という本音を語ることに決めました。ただ、それだけ告げてはパートナーの機嫌を損ねてしまうかもしれません。

そこでこのように言いなおしました。「上司に飲みに誘われてイヤイヤ行ってきたんだけどね……。いつも『私には大好きな彼が居ますから!』って言ってるんだけどなぁ……。」

すると、パートナーの彼はあなたの労をねぎらって「大変だったね」と言い、迎え入れてくれました。

 

このように、発言の中に「相手に対する好意」を混ぜると、相手からは本当っぽいと受け取られることが分かっています。

 

ただ本音を「本当っぽい」嘘でかくしたりするだけでなく、本音+相手への好意だけでも十分に相手に信頼してもらえるのです。

 

「パートナーには嘘をつきたくない!」と考えている人は、こうした相手への好意を示すテクニックを使ってみてはいかがでしょうか?

 

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