愛が終止符を打つとき ―どんな時に恋愛が終わるのか?―
「愛の喜びは続いても、一瞬である。愛の苦痛は人生を通して続く」
フランスの寓話作家の言葉です。
恋愛の喜びは強く確かに私たちを幸せにしてくれるものですが、それが持続するとは限りません。
それ以上に私たちの心を傷つけることの方が多いでしょう。
そして、最も人々の心が傷つくのが、恋が終わる時です。
では、2人の恋はどんな時に終わるのでしょうか?
恋を終わらせる要因
1つは、2人がお互いのことを思いやって相手のことを助けられなくなった時、相手が自分を助けてくれると信じられなくなった時です。
つまり、2人が信頼できなくなったときと言えます。
このような時、2人の恋愛は、恋をするのと同じくらい急速に冷めていきます。
同時に、お互いのことを思いやった行動を取ったとしても、それを恩に着せるような態度を取った瞬間にも恋愛は冷めていくとされています。
皆さんも「私はあなたに○○をやってあげたでしょう!」と言われれば、関係に強い負担を感じるようになるでしょう。
もう1つの重要な要因は、求められた役割と異なる行動をとった時です。
例えば、優しさを期待されて付き合った男性が優しくない行動をとった時、美貌を期待されて付き合った女性が美貌を失った時、2人の関係は終わりに近づきます。
こうした時に重要になるのが、自分とはどんな存在であるかをちゃんと1人1人が把握していることです。
自分とはどんな人か、周りからはどんな人であると見られているかを正しく理解していることが、関係の維持においても重要だと言えます。
もちろん、最終的に相手の要望に従うかどうかは、あなた次第ですが。
そして、最後に恋愛は自分以外の要因によっても終了します。
それが、ライバルの存在です。
とはいえ、この場合のライバルとは具体的な誰かを指しているわけではありません。
私たちは常に誰かと誰かを比較しながら、生きていきます。
パートナーの魅力が、その人にとって誰かより劣ったものになり、その人がその誰かと楽に付き合えると思った瞬間に恋の気持ちは冷めてしまいます。
こうしたことから、恋愛においては相手との関係に胡坐をかかず、愛情を維持するために努力し続けることが重要だと言えるでしょう。