恋をするための心理学Q&A

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あなたは恋愛関係を長続きできるタイプ?4タイプの問題の対処法と関係の崩壊

恋愛と2人の対立

恋愛関係においては、その関係が情熱的であればあるほど衝突が起きやすくなります。

 

なぜなら、恋愛感情を強く感じているカップルは、お互いに感情の浮き沈みが激しくなり、相手の発言のちょっとした部分がつい気になってしまうからです。

 

例えば、皆さんも「ちょっと友達と遊んでくる」というパートナーの発言を「本当に遊んでいるのは友達だろうか?他の男性/女性と遊んでいるのではないか?」と疑ったことは少なくないでしょう。

 

こうしたほんの些細な感情が大きな爆発を招き、2人の喧嘩や葛藤に発展してしまうのです。

 

ただし、こうした葛藤自体はここまで述べてきたように誰にでも起こりうることです。つまり、2人の関係維持にとっては、葛藤自体はそれほど問題ではなく、心理学の研究からはむしろ「葛藤に対してどのように対処するのか」が問題だとされています。

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問題解決の4つのパターン

2人の関係に問題が起きた時、その対処法には大きく分けて4つのやり方があります。それは以下のようなやり方です。

 

①話し合い行動

問題について話し合う。2人で話し合うよう提案する。

 

②忠誠行動

状況が改善するのを待つ。問題が過ぎ去るのを願う。

 

③別れ行動

関係を解消する。話し合いの最中に、立ち去る。

 

④無視行動

話し合うことを断る。相手を冷たくあしらう。

 

さて、これらの4つの行動パターンですが、実は個人個人によってとりやすい行動パターンというものがあります。皆さんも、「私/俺はいつもこの方法を取っている」という場合も少なくないでしょう。

 

それでは、一体どのタイプの行動パターンが一番関係が長続きするのでしょうか。まず、分かりやすいのは「別れ行動」や「無視行動」といった破壊的な行動は関係を長続きさせないということです。

 

ただ、意外とこのパターンの行動を取る人は少なくありません。話し合っていたはずなのに「話にならない!」と怒って席を立つ「別れ行動」や、怒りだすと黙り込んでしまい、話も聞かなくなる「無視行動」を見せるパートナーと交際した人もたくさんいるでしょう。

 

このように、「別れ行動」や「無視行動」は2人の今後の事を考えるなら、極力避けた方が良いと言えます。

 

一方で、問題が過ぎ去るのを待つ「忠誠行動」と、「話し合い行動」のどちらが良いかは関係がどの程度進展しているかによって変わってきます。

 

長年連れ添った恋人や夫婦ほど関係の進展していないカップルでは、相手の怒りが過ぎ去るまでじっくりと時間を置くという「忠誠行動」も有効な手段です。

 

ただし、関係が進展し、お互いのことを良く知る間柄になってくれば、何が悪かったか、何に対して怒っているのかということをじっくり話し合う「話し合い行動」の方が適切になってきます。

 

ですので、どちらがいいかは2人の関係に合わせて選択する必要があるでしょう。

 

まとめ

恋愛関係には葛藤がつきものですが、対処法を間違えれば、あっという間に関係は崩壊してしまいます。特に、「別れ行動」や「無視行動」をとりやすい人は気を付ける必要があるでしょう。

 

一方で、それほど仲の進展していないカップルでは、時に相手の怒りが過ぎ去るまで待つという手段も有効ですが、関係が進展しているなら、問題の原因をしっかりとパートナーと話し合うという姿勢が重要になってきます。

 

画像出典:Le match d'improvisation théâtrale | Flickr - Photo Sharing!

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