お見合いや街コンでモテる女性になる最も優れた方法
心理学の研究だけでなく、色々な恋愛テクニックの本などを見ても、「これをやればモテる」という方法は中々紹介されません。実際、現実場面でこれだけをやればモテるというほど効果のあるテクニックというのは、それほど多くありません。
ただし、そういったテクニックが全くないわけではありません。ここでは興味深い心理学の実験結果をご紹介しながら、そのテクニックについて見ていきます。
お見合いパーティの場で男性を惹きつける
Gueguenという研究者は、女性のサクラを雇いお見合いパーティの場に参加させました。そして、そのサクラたちに男性と会話する際に、男性の行動や発言を5分ごとに5回ずつ真似するように指示したのです。
例えば、発言をマネする場合には「あなたは本当にこれをしたんですか?」という男性の発言に対して「私は本当にこれをしました」という回答をします。
行動をマネする場合には、男性が頬をかいたら女性も2,3秒遅れて頬をかくといった行動をとりました。
すると、自分の行動や発言をマネされた男性はマネされなかった男性に比べ、女性に対して「性的に魅力的だと評価」し、女性と「連絡先を交換したい」と評価していたのです。
相手の行動をマネすると好意が高まる
もともと、心理学の研究では相手の行動をマネすると言うテクニックは「ミラーリング」と呼ばれ、相手からの好意を高めるために重要なテクニックだとされていました。ひょっとすると、皆さまもどこかの恋愛本や恋愛サイトですでに目にしたことがあるかもしれません。
ですが、近年行われたGueguenの研究から、こうした性的な場面での女性のミラーリングには、女性に対する好意だけでなく、女性自身の性的な魅力を高める効果を持つことが分かったのです。
ただし、あんまり露骨にやったり、やり過ぎは禁物です。今回の研究でも、相手の真似をするのはせいぜい5分に5回程度でした。今回の実験はお見合いパーティという話し相手がすぐに変わる状況だったので、長時間会話する場合は、これでも多いかもしれません。
相手が「○○さんってテニスが趣味なんですね」といったように、繰り返しやすいセリフを言った時にだけ「ええ、私ってテニスが趣味なんですよ」とさりげなく返していくのがいいかもしれません。
まとめ
恋愛に限らず、人間関係においてこれをやれば好意的に評価されるという手法はなかなかありません。状況に合わせて、関係性に合わせて効果的な方法というのは変化してくるからです。
ですが、相手の行動や発言をマネするというミラーリングという手法は比較的どのような状況でも効果的で、実験でもこれをやるだけで相手からの印象が変化することが判明しています。
ただし、相手に「マネをされている」と思われると、逆にバカにされていると思われ、悪印象を抱かれかねないので、あまり極端に使い過ぎないようにしましょう。
ちなみに、Gueguenは「ミラーリングと一緒に男性の腕に軽くボディタッチするとより効果的だ」と述べていますので、ミラーリングを会話に取り入れる際には、ぜひ一緒にボディタッチも取り入れてみると良いでしょう。
画像: https://www.flickr.com/photos/sweet_vengeance/5014723249/