「ペットを飼うと恋人ができにくくなる」は本当か？

一般的に、ペットを飼うと彼氏/彼女が出来るのが遅くなると言われています。

これは、ペットが寂しさを紛らわせてくれるから、異性に興味が無くなるためであるとされています。

本当にペットを飼うと恋愛関係を作りにくくなるのでしょうか？

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基本的に、人は寂しい時、不安な時、孤独な時に誰かと触れ合いたい、親しくなりたいと感じるようになります。

こうした欲求を「親和欲求」と言います。

興味深いことに、私たちは親和欲求が高まると、無意識のうちに他人と親しくなるのに適した行動をとるようになります。

例えば、相手の話を真剣に聴いたり、相手の行動に自分の行動を合わせたりetc……といった行動が見られ、他人に好かれやすい状態になるのです。

そのため、不安や孤独で親和欲求が高まっている時は、他人に好かれやすい状態とも言えるのです。

しかしながら、こうした不安や孤独を低下させる方法は何も人間と接するだけではありません。

ペットや動物と関わることでも私たちの不安や孤独は低下するのです。

ちなみに、こうしたペットの癒し効果を狙って、最近では老人ホームなどでペットを飼うといった「ペットケア」の考え方が広まっています。

いずれにせよ、ペットを飼うことで、私たちの人と関わりたいと言う欲求が低下するため、ペットを飼うと恋人ができにくくなるという可能性はおおいにありそうです。

ただ誤解してはいけないのが、あくまで、ペットを飼うと人と関わりたいという欲求が低下するというだけの話で、ペットを飼ったから恋愛ができなくなるわけではないということです。

確かにペットがいることで長時間外に出たりすることが無くなったりするかもしれませんが、ペットを飼うことで気持ちが安定していたり、新しい話題を提供したりと、恋愛においてペットを飼うこと自体がネガティブな影響を持つとは言い切れません。

ですので、確かに全体の数としては、ペットを飼った人は恋愛をしなくなる傾向があるのかもしれませんが、それは恋愛をする必要がなくなったからなのであって、恋愛ができなくなったからではないと言えます。