「私のこと、好き」が恋愛を終わらせる?
恋愛中の感情は不安定なもの
一般に恋愛関係は他の関係(たとえば親子関係や友人関係)に比べて、感情が不安定になりがちであることが指摘されています。
ちょっとしたことで大喜びしたり、ちょっとしたことでひどく悲しんだりということも日常茶飯事です。
こうした恋愛関係において最も重要な関心事は「パートナーが自分のことを好きか」ということになります。
私たちはパートナーが自分の事を好きかどうかという事にひどく頭を悩ませ、時には強い不安にとらわれます。
そのため、「私のことが好き?」という愛情の確認行動は一般的な恋愛関係ではよく観察されることになります。
愛情の確認は問題なのか?
大前提として述べておくならば、愛情の確認行為自体はそれほど問題になることはありません。
最初に述べたように、一般的なカップルであれば大抵の人々がやっているからです。
むしろ時には愛情を深めてさえくれるかもしれません。
ただし、これが問題になる時もあります。
それが、愛情の確認行為を「何度も何度も」やった時です。
愛の確認が不信を生む
皆さんは「私のことが好き」という言葉に対してイライラしたことはないでしょうか?
愛情に限らず、私たちは何度も何度も確認をされれば、「私の話を聞いていなかったのか!」とか「私のことを信用できないの?」と相手に対するいら立ちや、不信を感じるでしょう。
実際「愛の確認行為を繰り返す事」は恋愛関係の短さと関連があることが指摘されています。
最初にも述べたように、愛情関係というのは不安定なのが一般的です。
ですので、愛情の確認行動はしない方がいいというつもりもありませんし、それをしないことで相手のことを疑ってしまうようなことがあるなら、ちゃんと言葉にして「好き」という気持ちを聞いておいた方がいいでしょう。
一方で、パートナーが自分のことを好きかどうか気になることは、それこそ何度もあると思いますが、あまりやりすぎると逆効果になってしまうので、本当に、どうしても気になって仕方がないという時以外は控えた方がいいかもしれません。