なぜ男性は「なんでもいいよ」を嫌がるのか ―甘え上手な女性の特徴―
「何でもいいよ」というコミュニケーション
男女の関係においてよく問題になるのが「何でもいいよ」という言葉です。
ご飯のメニューを決める時、鑑賞する映画を決める時、この言葉は頻繁に用いられます。
この言葉は、男性も女性もパートナーに対して用いることが多い言葉ですが、特に問題になるのが、女性から男性に言う時です。
男性には、この「何でもいい」という言葉が苦手な人が数多くいます。
何でもいいとはどういう意味?
「何でもいい」という言葉は、本当に何でもいい時にも用いられますが、大抵の場合、「私の気持ちを察してください」という意味で使われます。
これは私の主観ですが、このなんでもいいという言葉は、どちらかというと消極的な意味で用いられ「私の食べたくないものを選ばなければ何でもいい」とか「私の嫌いな映画でなければなんでもいい」というニュアンスが強いようにも思えます。
ただ、いずれにせよ相手の気持ちや心情、好みを察して選択をしなければいけないことに変わりはありません。
では、なぜこうした言葉が男女間で問題になるのでしょうか?
共感できない男たち
男性は一般に女性に比べて共感能力が低いことが指摘されています。
共感能力は、相手の心情などを察するのに重要な能力の1つです。
つまり、男性は女性に比べて相手の要求や心情を察するのが苦手なのです。
実際、異性間のコミュニケーションでは、男性が良かれと思って女性に対して行った援助が「ありがた迷惑」になることがしばしば起こり、それが喧嘩の原因になることも少なくありません。
このように共感能力の低い男性たちに対して「なんでもいい」という言葉は負担にしかなりませんし、その結果も上手くいかないことが多いのです。
女性側は要求をはっきりと
モテる女性は、自分の要求を明確に男性に伝える人が多いようにも思えます。
ひょっとすると「自分に自信が無いから」、あるいは「相手の好きなようにして欲しいから」相手の男性に選択して欲しいと「何でもいい」と言う女性も多いのかもしれませんが、あまり何度も使うと男性にとって負担になる可能性があることは覚えておく必要があるでしょう。
よく「女性は甘え上手な方がモテる」と言いますが、これはつまり「相手に対して自分の要求をはっきりと明確に伝えられる女性」のことを指しているのかもしれません。