恋をするための心理学Q&A

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好きな人とのキスが人々に与える8つの影響

キスはただ唇と唇を合わせる行為ではない

皆さんは恋人にキスをされたとき、強い幸福感を感じたことはないでしょうか?あるいは、恋愛に対して未経験だったころ、キスという行為に対して強いあこがれを抱いたことはありませんでしたか?

 

キスは、ただの他人の身体に触れたり愛撫したりするのとは根本的に異なる「恋愛を象徴する」ような意味を持っています。

 

そのため、キスをすると私たちの心には大きな影響があります。

 

ただし、日本のサイトには、キスの効果について本当かどうか怪しい情報がたくさん出回っているので、ここでは『愛の心理学』という学術書から愛の持つ効果についてみていきます。

 

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キスがもたらす8つの影響

レイスという研究者は、キスが私たちの身体や心に与える影響に関する研究をまとめ、キスには以下のような8つの効果があると報告しています。



1. キスは血圧を下げる手助けをする

キスをすることによって、オキシトシンが分泌されることで、ストレスが低下し、高血圧を治療する効果があるかもしれません。


2. キスはひどい頭痛を止めてくれる

キスをするとエンドルフィンという物質が分泌されるため、様々な痛みを抑えてくれます。

 

3. キスは虫歯に抵抗させる

キスによってパートナーに少量の菌が移動することで、虫歯などに対する免疫ができます。

たまに、口の中は菌が多く、キスは菌を移動させる汚い行為だと言う人がいますが、むしろ私たちはキスによって菌に対する免疫ができるようになるのです。


4. キスは幸福ホルモンを増幅させる

キスをすることで、私たちの脳内には、ドーパミン、オキシトシン、セロトニンといった幸福に関わるホルモンがたくさん分泌されます。


5. キスはカロリーを消費させる

キスは平均的に1時間で68kcalを消費するとされています。つまり、1分間で1.1kcalを消費する計算です。キスで受身な人はもっとカロリー消費が低く、積極的なキスをする人は90kcalほど消費するようです。

*1

 

6. キスは自尊感情を高める

キスによって、私たちは「愛されている」という感覚を覚え、自分には誰かに愛される価値があるのだと感じるようになります。

そのため、キスによって私たちの自尊感情は高まります。


7. キスは人の顔を美しくする

キスはエストロゲンという女性ホルモンを分泌させます。このエストロゲンは美肌や女性らしい体つきなど、あるいは女性らしい顔と関係があるホルモンだとされています。

そのため、キスをすると人間、特に女性は美しくなるとされています。


8. キスは性的な適合性のバロメーターになる
キスをすることによって、私たちはパートナーとの相性が分かります。

特に、 男性はキスによって、女性の唾液に含まれるエストロゲンを無意識のうちに感じ取ろうとしています。これは、パートナーの女性の繁殖能力を判断するためであり、キスによって相手との相性を判断しているとされています。

 

このように、キスには様々な効果があります。

 

皆さんはパートナーとのキスをちゃんとしているでしょうか?

 

ドイツの研究では、毎朝奥さんにキスをしてもらう男性はキスをしてもらわない男性に比べて、収入が高い傾向があることも知られています。

 

2人の関係のために、今日からキスをする習慣をつけてみてはいかがでしょうか?

*1:※日本のサイトの多くが、1分間に6kcalを消費すると書いていますが、激しいキスをしても、消費カロリーはせいぜい2、3kcal程度とされており、さすがにそこまでカロリーを消費してはくれません。

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