ダイエットは運動によって行わなければいけない　―ダイエットが人生を壊す―

一般的に、人々の中にはある程度は痩せていた方が魅力的という価値観があります。

特に、女性にはこの傾向が強いようです。

以前、理想の体型についてご紹介した時にも触れたように、実は、必ずしも痩せていることが魅力的とは限らないわけですが、いずれにせよこういった欧米的価値観が日本にも広まったことは間違いありません。

そこで、多くなっているのが無理な食事を控えることによるダイエットです。

実はこうしたダイエット方法は医学的な面で好ましくないだけでなく、心理的な面でも大きなデメリットを持ちます。

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医学的な根拠を挙げれば、体がエネルギー不足になって、数少ない食事からエネルギーを摂取しようと、体がリバウンドしやすい体になるとか、栄養不足による肌荒れ、内臓状態の悪化、新陳代謝の低下など様々な悪影響があります。

一方で心理学的な影響を挙げれば大きく分けると、二つの影響があります。

①ストレスの増加によるうつ病の発症といった精神障害

②食に対する考え方の変化

特に影響が大きいのは②番で、私たちは食事を我慢すると、食に対して非常に敏感になります。

しかも、こうした状態では無意識のうちに、必要以上に食事を摂取してしまいます。

大変なのはその後で、私たちは一度食事を我慢できないと「タガ」が外れてしまい、時に過食に走ってしまいます。

すると、自己効力感や自尊心が低下し、ダイエットだけでなく生活全般に対するやる気までなくなってしまうこともあるのです。

そのため、基本的に食事量を押さえるダイエットは、綿密で緻密な計画のもとにやる必要があると言われています。

医学的、身体的に見れば基礎代謝の増加など、痩せやすい体作りができ、血行もよくなるといった美容面への影響が大きいでしょう。

一方、心理学的にみれば、まず何よりも精神的健康が増加すること、自己効力感が増加することなどが挙げられます。

私たちは、毎日少しずつ運動をすることで、抑うつ気分が低下しますし、「自分はできる！」という自己効力感を持つことも出来ます。

そして、抑うつ気分が低下することで、他人に明るく優しく振る舞うことが出来ます。

多くの恋愛サイトで言われているように、こうした性格は魅力的な人の性格として挙げられています。

ありきたりな言い方をすれば、運動によって私たちは内面から美しくなれると言えるでしょう。

そうしたことからも、基本的にダイエットは体を動かすことで実施した方が良いと言えるでしょう。