男性は性交のために恋愛し、女性は恋愛のために性交する
恋愛は戦略的なもの
男性にとっても女性にとっても恋愛は戦略的に行われるものです。
相手に好かれるためにどう振る舞うかを考え、相手の行動を観察し、相手の趣味を把握します。
このような恋愛のプロセスは男女を問わず、大抵の場合は同じように行われるものですが、大きく異なる部分もあります。
それは、相手からの好意を引き出すことによって得たい、最終的な目的は何かということです。
進化的には、男性の最終目的は女性と性交し、自分の子どもを産んでもらうことであり、女性の最終目的は男性に自分を愛してもらい、育児や家庭に対して貢献してもらうことになります。
こうした生物としての最終目的が異なるため、女性と男性の性交に対する考え方や手続きはしばしば異なるものになります。
男性にとっての性交
生物としての男性にとっての最終目的は、女性と性交し子どもを産んでもらうことであるため、男性たちは性交のために様々な策略をめぐらせます。
その一つが女性に対して愛情があるかのように振る舞うことです。
女性に比べ、男性はそれほど気のない女性に対しても、まるでその人のことを愛しているかのように振舞い、性交へともっていく傾向があります。
つまり、男性は愛情を性交するための手段として用いるのです。
女性にとっての性交
一方で、生物としての女性にとっての最終目的は、子どもを産んで動けない自分や自分の遺伝子を持つ子どもを助けてもらうために愛情を注いでもらうことにあり、女性たちは愛情をもらうために様々な策略を巡らせます。
その一つが性交をすることで男性の気を惹こうというものです。
実際、この試みは決して無駄なものではなく、人々は性交をすることでセロトニンなどのホルモンが分泌され、異性に対して惚れやすい状態になります。
つまり、女性は性交を愛情を得るための手段として用いるのです。
ちなみに、女性は男性よりもウソを見抜く能力に優れているとされているのですが、このウソを見抜く能力は男性の「ウソの愛情」を見抜くために発達したのだとされています。
注意書き
ただ、一応念のために書いておくと、これはあくまで全体的な男女の行動を比較するとこのような違いが見られるという意味であって、「全ての男性が~~」「全ての女性が~~」ということではありません。
また、あくまで行動傾向を比較して、生物学的、進化的な説明をするとこういう説明ができるというだけであり、私たちが性交をするときに、実際に「愛してもらうために性交しよう」とか「性交するために愛しているように見せかけよう」と考えているわけではないということにご注意ください。