暗いところの方が魅力的に見える?
黒目を大きくする女性たち
最近、黒目を大きくするコンタクトが女性たちの間で流行っているようです。
もちろん、このコンタクトには度が入っているわけではないので、コンタクトをつけたところで彼女たちの目が良く見えるようになるわけではありません。
他にも最近のメイクでは、「デカ目メイク」なるものまであるそうで、わざわざ目を大きく見せようとする技術までできています。
では、彼女たちは何のために黒目を大きくしようとしているのでしょうか?
瞳孔の大きい人間は魅力的に見える
こうした現象の背景には、瞳孔(黒目)の大きい人間は魅力的に見えるという研究があると考えられます。
下の写真を見て下さい。
これは全く同じ人の写真を二枚並べて、瞳孔の大きさだけを変えた写真です。
どちらの写真の方が魅力的に見えるでしょうか?
心理学の実験から分かった事として、一般に私たちは「瞳孔を大きく広げた目で自分を見ている」人を好きになりやすいとされています。
これは、私たちが好きなものを見る時には瞳孔が開くことを、人間が無意識に理解しているからだとされています。
人は自分のことを好きな人間を好きになりやすいのです。
つまり、わざわざ瞳孔を大きく見せるテクニックが流行るようになったのは、こうした研究成果が背景にあったと言えます。
余談ですが、男性は女性のヌード写真を見ている時に瞳孔が開く傾向があり、女性は赤ちゃんの写真を見ている時に瞳孔が開く傾向があるとされています。
男性はどうやって瞳孔を広げればいいのか?
ですが、こうしたメイクやカラーコンタクトは一般には女性がするものであって、男性では利用しにくいでしょう。
では、男性は瞳孔を広げて自分を魅力的に見せるというテクニックは使えないのでしょうか?
実は、瞳孔が広がるのは好きなものを見ている時だけではありません。
瞳孔は光を取り入れるため、暗いところでも広がるのです(というより、こちらが瞳孔本来の機能です)。
つまり、明るい光の指すところより、薄暗い場所で出会う方が相手に魅力的だと思ってもらいやすいのです。
これは、初対面の時でも告白の時でも、いつでも利用しやすいテクニックですので、ぜひ使ってみてください。